抜歯は必要なの?
歯列矯正治療、特に大人の歯列矯正治療においては抜歯を余儀なくされる場合が多くなります。これは骨格がすっかり成長しきった大人の場合では、子供のように顎の形状や大きさを変化させることがほとんどできないためです。
抜歯に際しては、特に痛んでもいない歯を抜くということで非常に不安に感じられる場合があります。また最近では非抜歯治療を謳い文句にしている歯列矯正などもあるため本当に客観的で正しい情報がわからないということも抜歯に対して不安を感じる原因の一つとなっています。しかし先にも述べたような事情で大人の歯列矯正治療の場合には抜歯をすることが矯正の際にどうしても必要となる場合が多いのです。
抜歯を必要とする大人の歯列矯正治療の場合というのは、
●歯の大きさと比較して顎の大きさが小さいために顎骨の拡大術や歯列弓の拡大に限界があるとき。
●上顎、下顎の歯の数に不調和があるため、抜歯なしでは矯正できないとき。
●上顎、下顎の歯の大きさに著しい不調和があるとき。
などとなっています。このように抜歯を行わなければ適切な歯列矯正治療が行えないようなケースにまで非抜歯を主張するのは無意味であり、またかえって危険な治療となってしまう場合があります。そのため大人が最良の歯列矯正治療を受ける場合には、抜歯をするべきか温存すべきかを多くの経験や知識によって正確に判断できる矯正歯科医師を探すことが最も重要なこととなります。どうしても歯科医師の判断に納得がいかない場合などはセカンドオピニオンなどを積極的に利用する方がいいでしょう。
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